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かわんちゅがうだうだするところ
Posted by - 2024.04.19,Fri
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Posted by かわんちゅ - 2016.04.14,Thu

今日もちまちまと論文を読んだ。
カメの歩みである。



 



世界的に科学研究では、英語が実質的な共通言語になっている。
つまり厄介なことに、新しい知見の発表は、殆どの場合英語を用いた論文によってなされているのだ。

そもそもなぜ英語が世界共通語となっているのだろうか。
英語の『英』の字、イギリスの歴史が大きくかかわっている。16世紀から20世紀にかけてイギリスは植民地を世界中へ広げ、間接的に統治下においた。各植民地での統治者はイギリス本国に呼ばれ(英語で)教育を受けた階級の人々であり、それぞれの場所で英語が支配的な言語となっていったのだ。イギリスからの独立国は現在においても殆どの国で英語が公用語とされている。特にかつての植民地のアメリカが超大国となり、国際的に大きな力を持つようになった現在、英語は全世界で五億人以上の人々に使われている。

英語で論文を書くことのメリットは非常に大きい。国際社会においても実質的共通語となっている英語は、論文を世界に発信することができる。世界中に知見を公表し、世界中の研究の参考になっていく。また、世界から反応が来やすいことは執筆者本人にとっても良い影響があると思う。

では日本語で書かれた論文にはどんなメリットがあるのだろか。
知見を早く発表できるということが思いつく。どんなに英語が堪能な人でも母国語で論文を書く方が、英語で書くよりずっと早い。日本人には日本語でこそ伝わる意味もある。執筆者の思考を影響させるには、母国語が適切だと思うのだ。執筆者がかける膨大な手間と時間を考慮すると、英語より母国語で執筆する方がずっと効率的だと思うのである。
また同じように、読者は内容を早く理解できる。読解なんぞ慣れれば早いともいうし、英語を勉強すればいいともいわれる。実にごもっともなお話である。しかし塵も積もれば何とやら、論文読解は読者にとって作業効率、研究スピードを左右するのだ。英語を読む、英語で書くというストレスがたまる作業に時間を割くよりも、実験や考察に時間を使いたいところである。
科学は目まぐるしく更新され、進歩し続けている。知見を早く知らせる、早く得るということは大事なことだと思う。

とにかく私は英語を読むのは苦手だし面倒なのだ。勉強していくしかないけれど。


クリスマスには日本語で書かれた論文を綺麗に英訳してくれる人、英語で書かれた論文を綺麗に和訳してくれる人をサンタクロースにお願いするつもりである。


追記
クリスマスじゃ遅い

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Posted by かわんちゅ - 2015.01.27,Tue

2014.09/12 愛知県伊良湖岬にて


鳥羽水族館にて
スナメリとウシモツゴ


2014.09/14 愛知県豊橋市にて
ヒメカマキリとコカマキリ


タカチホヘビ


アサギマダラ、新城市の阿寺の七滝
Posted by かわんちゅ - 2015.01.21,Wed

ヌマガエル
2014.09/17 徳島県にて




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